●江戸和本●民間年中故事要言享保板再刊蔀遊燕年中行事辞典その他

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〈民間〉年中故事要言（享保3年） ★ゆうパック着払い
【判型】大本7巻7冊。縦262粍。【作者】蔀遊燕（シトミユウエン）編。【年代等】元禄10年初刊（［大阪］雁金屋庄兵衛ほか板）。享保3年5月再刊（［大阪］柏原屋清右衛門板）。【備考】分類「年中行事」。年中行事に関する故事や言説を和漢の諸書から書き集めて月次順に整理した書。1巻巻頭の「引用書目録」には、『論語大全』『字彙』『五雑俎』『書経』『後漢書』『玉燭宝典』以下196点の文献を列記する。そして各巻に次のような年中行事について解説する。1巻は、「正月」（「正月元日」「蓬莱」「雑煮」「屠蘇」「薬酒」「歯固・鏡餅」以下18項）。2巻は、「正月」（「七種菜（ナナクサ）」「登高事」「春駒」「万歳楽」「子日松、附リ松ノ徳ノ事」「左義長」以下14項）。3巻は、「2月」（「涅槃」1項）、「3月」（「上巳」「曲水、附巴字」「雛遊」「草餅」「鷄合」「桃花酒」の6項）、「4月」（「灌仏」「結夏」の2項）。4巻は、「5月」（「端午」「粽」「屈原事」「軒菖蒲、附菖蒲蔓」「艾棟、附艾人艾虎」「菖蒲酒、附菖蒲湯」以下17項）、「6月」（「氷餅」「嘉祥」「六月祓（ミナヅキノハラエ）」の3項）。5巻は、「7月」（「七夕」「郭翰子儀事」「晒衣、附阮咸隆事」「七日ノ素麺」「盂蘭盆」「生見霊祝」以下8項）、「8月」（「八朔」「十五夜」「周生取月事」「八幡放生会」の4項）。6巻は、「9月」（「重陽」「菊花酒、附菊水ノ事」「桓景辟厄事」「栗」「十三夜」の5項）、「10月」（「煖炉会」「豕子餅」の2項）、「11月」（「冬至、附改火事」の1項）、「12月」（「乙子朔日」「臘八」「煤掃（ススハライ）」「節季候（セッキゾロ）」「歳忘」「歳暮」以下11項）。7巻は、月次以外の「正五九月（1・5・9月）」「月日待」「庚申待」「彼岸」「閏月」の5項）で、全巻で合計97項。 ★原装・題簽付・状態概ね良好（わずかに小虫）。記名・蔵書印なし。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、元禄板揃いが、5,000円（虫損本）～28,000円】。