【売約済】ポゴレリチ/《展覧会の絵》、ラヴェル: 高雅にして感傷的なワルツ CD

【売約済】ポゴレリチ/《展覧会の絵》、ラヴェル: 高雅にして感傷的なワルツ CD

(c2542094344)

①ムソルグスキー: 組曲 《展覧会の絵》
②ラヴェル: 高雅にして感傷的なワルツ

イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ)
録音:1995年8月 ロンドン デジタル録音

42分を超える《展覧会の絵》、20分近いラヴェルと、ほとんど異常とも思えるテンポ設定。しかもそのテンポならではのエグイばかりの細部強調と音色操作によって、作品から新たな可能性を引き出してしまうポゴレリチの、いつにも増して問題意識に満ちあふれたアプローチが感嘆ものの素晴らしさです。音楽のテンポは絶対的なものではなく、表現内容との相対的な関係で決定されるという、ごく当たり前でありながら、実際には忘れ去られてしまっている常識について改めて考えさせてくれる凄い演奏。チェリビダッケの名演を彷彿とさせる時間感覚、細部の表現が圧巻と言えます。骨格の大きな演奏です。細部のつくり込みも抜かりなし。

大いに物議をかもしたアルバム。ムソルグスキーにおける極端に遅いテンポ。ラヴェルでの暗い音色感。ルバートのつけ方、間合いの取り方、アクセントのつけ方などなど。そしてそれを納得させてしまう構築力。

おすすめできない演奏です。この演奏に接してもう他の演奏が聴けなくなりました。全曲聴き通すとヘトヘトになります。ポゴレリチはピアノを武器に説明のつかない恐怖でリスナーを攻撃してきます。たっぷりと毒を含んだこの演奏に耐えるには相当の鍛錬が必要でしょう。私にとってこの曲「展覧会の絵」のベストです。しかし、そう度々聴きたくなる演奏ではありません。

偶然本作を耳にして、ビックリした。アコースティック・ピアノ一本で、ここまで多彩な表現ができるとは! クラシック界からは若い頃異端児扱いされていたそうだが(今の評価がどうなのかは知らない)、クラシック・ムラの住人ではない自分の耳には、かえって余計なバイアスがかかっていない分、素直に評価できたのだと思う。骨格の大きな演奏です。細部のつくり込みも抜かりなし。

国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し 11
ライナー(解説書)経年によるシミ少しあり

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カテゴリー:本・音楽・ゲーム>>>CD>>>クラシック
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