M3094●江戸明治和本●家内用心集(享保15年)頓宮笑月 商人教訓書 本

M3094●江戸明治和本●家内用心集(享保15年)頓宮笑月 商人教訓書 本

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●江戸明治和本●家内用心集(享保15年)頓宮笑月 商人教訓書*行成表紙
【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。
【作者】頓宮笑月(咲月・寂照軒)作・序。柳枝軒(茨城多左衛門)跋。
【年代等】享保14年11月跋。享保15年1月刊。[京都]茨城多左衛門板。[江戸]小川彦九郎売出。
【備考】分類「教訓」。『家内用心集』は、上巻見返に「農工商の三家、平生座右に置きて家業の暇に必ず熟読すべし」と勧めるように、主として農工商の三民の家職に関する心得を綴った教訓書。序文で家業出精も家内和合も全て心の用いようで決まるが、これを少しでも多くの人々に伝えるために日常語の箇条書きで認めたと語る。上巻は「夫婦の用心の事」以下23項目に分けて、夫婦、男女の別、斉家、金銀の使い方、子弟教育、兄弟、家人の使い方、言葉遣い、火の用心と出火時の対応、病気および看護、盗難、来客、朋友、酒宴、養父母・舅姑、養子・嫁、老人、手代・奉公人、道中用心などの処世訓全般を説く。また、中巻は「武士(さむらい)用心の事」以下5項目で、士農工商別の心得と苦楽用心について述べる。このうち中巻「商人(あきびと)用心の事」では、国家の調法となる商人の必要性、律儀・愛敬の心掛け、高利を貪らず天道に叶う生き方、誠実な借金返済などを説く。また、下巻には日々家人に読ませるべき「家内制詞十五ヶ条」を掲げる。この箇条は起床からの奉公人の心得を綴ったもので、起床後の清掃、身支度、神仏・先祖への拝礼、来客時の対応、公儀・法度遵守、仕事に入念な吟味と日限厳守、仕上がり具合の従業員相互のチェック、帳面への諸記録、強風時の使いの注意、日頃の燃料(炭・薪)の確保、日々の買い物の吟味、日々の相場情報入手と役職者への伝達、掛売の排除、身だしなみや立ち振舞への注意、日用品等の早めの準備、定期的な店内・倉庫内の清掃・整理について触れ、箇条毎に詳しい説明を施す。
★原装・題簽付(中巻欠)・美本。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、10,500円(題簽欠、傷み本)~16,500円(題簽付)】。
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