東急会館 竣工パンフレット アート/エンタメ

東急会館 竣工パンフレット アート/エンタメ

(c2552543022)

1954.11月竣工

パンフレットにしてはかなりのページ数です
資料として、価値のわかるかたにお譲りします

戦後、多くの駅施設を手掛け、今日の渋谷の姿を設計した建築家・坂倉準三。再開発に伴い、それら全てが姿を消した今、未来を見据えた坂倉の仕事を・・

渋谷駅と言って、私たちがイメージするのは、東急百貨店東横店東館・西館・南館のファサードである。駅舎そのものの実態は乏しく、東横店に内包される形で渋谷ターミナルが存在すると言っても過言ではない。1934(昭和9)年の「東横百貨店(東横店東館)」開業から、20年後の1954(昭和29)年に東京急行電鉄会長の五島慶太から指名を受け、建築家・坂倉準三が4階建ての「玉電ビル」を11階建ての「東急会館(東横店西館)」に増築する。東京帝国大学卒業後にフランスに渡った坂倉は1931(昭和6)年、ル・コルビュジエの建築設計事務所に入所。1937(昭和12)年にはパリ万国博覧会で設計した日本館が建築部門のグランプリを受賞し、一気に世界デビューを果たす。そんな名声を得た坂倉に、五島は渋谷駅の大改造を依頼する。

竣工当時の「東急会館」(1954年)。当時日本一高い建物だった

坂倉が起案した「渋谷総合計画」(1952年)に基づき、一番初めに完成したのが「東急会館」である。地下鉄銀座線、玉電ホーム上に百貨店の売り場、大食堂、東横ホールなどの商業施設を持つ。さらに国鉄の線路上を跨線廊でまたぎ、東横線と直結する「東横百貨店」ともつながる。大阪・阪急百貨店を範とする、「ターミナルデパート」を拠点とする渋谷駅の巨大化・増殖がここから始まる。

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