M3324●江戸明治和本等>新用文章 新板用文障 新板用文章 明暦板系統上巻3種 その他

M3324●江戸明治和本等>新用文章 新板用文障 新板用文章 明暦板系統上巻3種 その他

(c2552712046)

●江戸明治和本●新用文章[新板用文障・新板用文章](明暦3年系統3種)
【判型】大本3冊。順に縦256・240・274粍。
【作者】不明。
【年代等】明暦2年頃作。明暦3年刊*刊年板元は別本による推定。
【備考】分類「往来物」。初板本系統上巻3種。『新用文章(新板用文章(障))』は、江戸前期~中期に普及した初期用文章の典型。書名を異にする異板や異本、また改題本などが多数存在するが、本文のみの純然たる手本である明暦板系統と、頭書に絵抄・注釈を加えた寛文板系統の2種に大別される(それぞれ下巻第2状「借用申銀子之事」の末尾に「明暦二年」または「寛文二年」と記載)。明暦板系統は、上巻に「正月初て状を遣事」から「年の暮に祝を得たる時礼状之事」までの19通(大半が用件中心)、下巻に「家売券状之書様之事」以下4例の証文類文例と「諸道具字づくしの事」「着類字づくしの事」「編并冠字づくしの事」の語彙集に加えて「義経含状」を収録する。いずれも、本文を大字・4行・付訓で記す。以上の例文は寛文板系統では書状数が若干減ったり配列が変更されたほか、消息例文中第7状の「かしく」、第10状の「恐惶かしく」といった書止が「謹言」「恐々」等に改められるなど、「かしく」の使用を意図的に排除した形跡も窺われる。さらに証文文例では寛文板系統では「売主誰」「請人誰」のように署名について注意を喚起するなど実用面での前進が見られる。板種として(1)明暦3年・松会板、(2)明暦頃・松会板異板、(3)明暦頃刊異板、(4)万治3年・山本板、(5)寛文6年・秋田屋板、そして、これらを大幅に改めた改題本(6)江戸前期刊『〈新判〉新用字尽』の8種のほか、(7)頭書注釈付き村田屋板、(8)頭書注釈付き異板、(9)頭書絵抄付き村田屋板、(10)頭書絵抄付き異板の4種が見られる。このように、本書は後続の類本に多大な影響を与えた江戸期最初の用文章として極めて重要である。
★2冊は原装・題簽付。1冊は題簽欠および数丁落丁。概ね状態良好~並み。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書の江戸中期刊『御家 新用文章』が、66,000円】。
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