●江戸和本●〈正三〉万民徳用(江戸後期) 本

●江戸和本●〈正三〉万民徳用(江戸後期) 本

(c2521025086)

〈正三〉万民徳用(江戸後期)【江01-014】
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】鈴木正三作。
【年代等】寛文元年初刊。江戸後期後印。[江戸]和泉屋庄二郎板。
【備考】分類「仏教・教訓」。鈴木正三が著した、日常生活に即した仏教徒のあるべき姿を説いた著作。具体的には「修行之念願」「三宝徳用」「四民日用」の三部からなる。成立年代は「修行之念願」が慶安5年(1652)であり、「三宝徳用」が慶安3年(1650)であり、「四民日用」は武士日用のみ、寛永8年(1631)に和歌山で正三縁者の家で書いたという。ところが、開版が慶安2年のため、前者二論の著述年時には議論がある。内容は、一般に江戸時代の諸階級に於ける修行のありようを示したのは、最後の「四民日用」である。修行即仏行の考えを、それぞれの階級(士農工商)に当て嵌め、職業即仏行に昇華させたものである。正三独自の仏法世法観を知るために、重要である。また、中村元博士は、正三の発想がマックス・ウェーバーのプロテスタンティズム分析と重なると評価される。一方で、当時の階級差別をそのまま無批判に受け容れていることについて、仏道者の平等観念に抵触するとの指摘もある(つらつら日暮らしWiki〈曹洞宗関連用語集〉参照)。
★原装・題簽付・状態良好。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。記名なし・蔵書印なし。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治板が、18,000円】。

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