M3220●江戸明治和本●武小学 貞享3年 現存唯一 ・新発見の武道教育書 (特価)

M3220●江戸明治和本●武小学 貞享3年 現存唯一 ・新発見の武道教育書 (特価)

(c251856525)

●江戸明治和本●武小学 貞享3年 会津藩伊南芳通武道教育書
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】伊南芳通(杉岸芳通・止戈学士)作・序。
【年代等】貞享3年春序・刊。[会津]著者蔵板か。。
【備考】分類「教訓」。会津藩士で兵法家の作者が、平和な社会と民生の安定こそが武士の存在理由とする「止戈(戈を止める)」説に基づき、徹底した修己と武人教育などを説いた会津藩士のための教訓書。全7篇から成り、第1篇「教育」は胎教、出産時の儀式、幼少からの教育など、第2篇「立志」は武士の立志の重要性と義の立志と利の立志の違い、第3篇「忠告」は徳に進む所以の忠信と自己啓発の不断の努力、第4篇「兵道」は、文武一理、武の本質(儀刑=模範によって天下を治める)や武の七徳(①暴を禁じ、②兵を戢(おさ)め、③大を保ち(大国保全)、④功を定め(君主の功績)、⑤民を安んじ、⑥衆を和らげ(人民和睦)、⑦財を豊かにする(経済繁栄))、第5篇「稽古」は法・礼兼備の武士の資質(戦闘状態における大将の決断力と強靱な意思、その命令に対する部下の絶対服従など)、第6編「稽古」は防備・軍備、軍事演習、兵士教育の概要、第7篇「稽古」は射儀(弓道)と心身の関係や武を学ぶ目的(君を輔(たす)けて政を修め、天下を衛(まも)り、非常を禁(いまし)める)などを説く。作者は、寛永4年7月生まれ、享保2年5月11日没、享年91と長寿であった。子供の頃から武芸に秀で、江戸で甲州流や謙信流などの諸武芸を修めた後、寛文元年に会津に戻り、初代藩主・保科正之に仕えて楠流兵法の一つ「河陽流」の普及に尽力した。河陽流は元禄年間以後80年以上も会津藩軍制の基本とされ、天明8年に長沼流に変更されてから衰退したが、修己や慎独を重視し、己を捨て忠義を貫く楠流兵法は会津精神の形成に多大な影響を与えた。
★原装・題簽摩滅・状態概ね良好(表紙等やや傷み、刷り良好)。他に所蔵無し(現存唯一・新発見史料)。
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