M3526●江戸明治和本等>童子手引草(稲垣丘山)稀書 美本 往来物 その他

M3526●江戸明治和本等>童子手引草(稲垣丘山)稀書 美本 往来物 その他

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●江戸明治和本●童子手引草(ワラベテビキグサ)(稲垣丘山)
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】稲垣丘山作。
【年代等】文化13年11月刊。[京都]著者蔵板(施印)。
【備考】分類「往来物・教訓」。『童子手引草』は、「親孝行之事」「子の生育之事」「女の慎むべき事」「子孫相続の事」の4章に分けて、古人の教訓や金言などを長年書きためた草稿を「衆人に施ん」と上梓したもの。著者は城南相楽郡和束杣田邑(京都府相楽郡和束町)」住人。巻頭序文に「夫、浮世をつくづくと案ずるに、多くの人、我欲に迷ひ、善悪の道をとり違ひて。仁義・忠孝の道を失ひしを憂ひて、古人の言置たまふ教訓をひろひ集て道しるべとし、『童子手引草』となづけえ拙なき筆を染め侍る」と記す。まず「親孝行之事」では、人道の根本である孝を、己を養育してくれた親の高恩から説き始め、孝行実践の第一が家業出精と子孫相続であることや、親に苦労をかけず常に身の養生を心掛けるなど孝のあらましを述べる。続く「子の生育之事」では、子育てが子の一生の賢愚得失を決めるとし、まずは親自身が奢りをせず、家々の分限に応じて育て、家業の道をしっかりと教えることが「第一の肝要」と説く。子供を溺愛せず、我が子を賢いと思わずに育てるべきで、幼時に甘やかして成人後に折檻・打擲・勘当する浅ましさを批判し、さらに幼児の養育法にも言及する。また、「女の慎むべき事」では、内を治める女子の役割と家内和順の心掛けなどを中国の故事?引いて諭し、「子孫相続の事」では、五計、奢り、倹約、家業出精、貧福、慈悲、殺生、分限、陰徳、信仰、正直を始め、生涯の指針や子孫相続の肝要(仁義忠孝慈悲善根之道)を縷々述べる。
★原装・題簽付・美本。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、刊本の写し(写本)が、10,500円】。
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